エチオピア南部、サウスグジ・ゾーンに位置するアナソラは、首都アディスアベバから約478kmの場所にあります。
標高2,200〜2,300mに位置し、年間平均気温18〜25℃、年間降水量1,200〜1,500mmというコーヒー栽培に適した環境に恵まれています。また、水はけの良い酸性の赤土も、この地域のコーヒー栽培を支える重要な特徴です。
この地域では、在来系のシェードツリーのもとで半森林型の環境を活かし、エアルーム品種が栽培されています。コーヒーは、スパイス類やイモ類、バナナに似た「エンセーテ(false banana)」などの作物と混植されています。
アナソラのステーションは、この高地の環境で栽培された**完熟した赤いコーヒーチェリーのみを調達することを目的として設立されました。** 年間の生産能力はコンテナ約7本分で、約200台のアフリカン・レイズドベッドを備えています。収穫期は11月から1月で、契約農家は完熟したチェリーだけを一粒ずつ丁寧に手摘みします。農家への買い取り価格は、農園渡し(Farmgate)で1kgあたり50〜60ブルです。
収穫されたチェリーはナチュラル精製され、24℃の環境で10時間の発酵工程を経た後、竹、メッシュワイヤー、遮光ネット、ビニールなどで作られたアフリカン・レイズドベッドに広げられます。その後、3〜4週間かけて天日乾燥させます。乾燥中はチェリーを定期的に攪拌・反転させることで、均一な乾燥を促し、カビや腐敗を防ぎます。
標高の高さ、在来樹木を活かしたアグロフォレストリー、そして丁寧なナチュラル精製。
これらの要素が組み合わさることで、サウスグジならではの個性を備えた、スペシャルティコーヒー愛好家にも印象的なカップを生み出しています。