Story at VERVE - リテールの経験を活かしてグローバル企業からスタートアップへ -

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Story at VERVE - 業界の”スタンダード”をアップデートしていく組織へ - Reading Story at VERVE - リテールの経験を活かしてグローバル企業からスタートアップへ - 1 分

VERVEでは多様なバックグラウンドを持ったスタッフが多く活躍しています。今回は、世界的なスポーツブランドでリテールやマーケティングの経験を重ねてこられたMikuさんにインタビュー。グローバルな視点と現場での豊富な経験を持つMikuさんが、VERVEでの新たな挑戦や取り組み、組織作りについて語ってくれました。

 

PROFILE

アディダスジャパン株式会社に新卒入社後、店舗運営からキャリアをスタート。ストアマネージャーを経て、社内公募でマーケティングチームへ。横断的なキャンペーンや施策をリテールチャネルで実行していくリテールマーケティングに従事。その後、グローバルコンセプトを日本市場に投入するまでの販売戦略を策定する、プロダクトのプランニングを担当。約9年在籍した後、2023年7月にVERVEに入社、現在に至ります。

 

Q. まずは簡単に自己紹介からお願い致します。

Mikuです。2023年7月にVERVEに入社し、現在はコーヒー以外のリテールビジネス全体を担当しております。

 

Q. 入社前のご経験・経歴について教えてください。

アディダスジャパンには新卒で入社し、まずは現場からキャリアをスタートしました。国内には約100店舗あって、当時は叩き上げで店長になるまでに10年ほどかかるような組織文化でした。ただ、私たち新卒五期目の代から「新卒は3年でストアマネージャーへ」という新しい目標が設定され、会社からも手厚いトレーニングなど多くの投資をしていただきました。上司にも恵まれ、目標を達成することができ2年でストアマネージャーになることができました。

当時「新卒は現場から」という流れがありまずはストアマネージャーを目指しましたが、私自身は入社当初からバックオフィスでの業務に興味があり、ストアマネージャーとしての実績を積んだ後、社内公募でマーケティングチームへ異動しました。マーケティングの中にもホールセールやデジタルなどのチャネルごとにチームがあったのですが、私はリテール専属の担当になりました。そこではストアでの経験を活かして、グローバル規模や横断的なキャンペーンが走った際に、そのプランをどう現場に落とすのか、店舗展開と現場とのブリッジ役をやらせて頂いていました。

その後、組織が変わるタイミングで念願だった商品部門へ異動も叶い、アディダスでは店舗運営4年、リテールマーケ1年、プロダクトプランニングに4年と、様々な経験を積むことができました。

 

Q. 異業種からコーヒー業界、VERVEを選んだ理由や経緯について聞かせていただけますか?

VERVEとの出会いは学生時代にさかのぼります。LA留学中によく通っていたカフェの一つで、その後も日本の鎌倉店などを通じて、常に好きなカフェとして意識していました。

アディダスの退職を決めた時期に、たまたま1ヶ月ほどLAを旅する機会があって。メルローズ通りのVERVEで一人でコーヒーを飲みながら、次のキャリアについて考えを巡らせていました。その時は既に次の転職先は決まっていたんですが、次もまたファッション業界だったので、キャリアの幅を広げるために少し物足りないかも?という思いもあったんです。

そんな時VERVEを思い出して、インスタの求人情報も見かけて。とはいえ、飲食の経験は全くないし、どんな会社なのかもよく分からかった。誰が働いているのか、どれくらいの組織感なのか、大きい会社だとググれば大抵分かると思いますが、どんな会社かも分からないまま、カフェの様子だけみても、「ここでやるぞ!」という決心はつかなかったんです(笑)。

でも、以前から気になっていた企業だったので、まずは話を聞けるチャンスがあればいいなという気持ちで応募してみました。そうしたら、たまたま前職の同期がVERVEにいることが分かって。そこですごく距離が縮まった感じがしました。

一次面接はKenさん(執行役員)とお話させていただいて、良い意味で飲食っぽくない会社だなという印象を受けました。私自身、飲食の経験はないものの、今までのリテールでの経験を活かせるポイントがあるんじゃないかなと感じられました。二次面接は、VERVEの採用スタイルで全てのロールの方々とお会いしました。6時間くらいかかったと思います(笑)。リーダーたちとお話ししていく中で、飲食での経験を過度に重視されていなくて、そこが自分自身も前向きになれましたし、カルチャー的にもフィットを感じました。

三次面接に、Yoichiroさん(代表)とお話しした時に、まだまだVERVEが成長途中の段階にあることを知りました。今までは組織的に整った環境で仕事をすることが多かったんですが、これからは自分たちで作り上げていくフェーズに携われる。そんな「考えながらチームで創っていく」過程に、すごく興味が湧いて。それが入社を決めた大きな理由になりました。

Q. 入社してからはどんな役割・ミッションに携わってきたか?又、現在のVERVEでのお仕事について聞かせてください。

主に、リテール・人事・オペレーション周りを全般的に見ています。入社直後の一番の課題は、人材育成の体系化でした。当時、アルバイトメンバーも社員も、明確なステップアップの仕組みがなく、育成が属人的な判断に委ねられている状況でした。

入社当時は40人程の組織で、ある程度の指標は存在していたのですが、実際の運用には至っていませんでした。そこで、まずはアルバイトメンバー向けにステップアップの階層を明確にし、それに応じた適切な時給体系を整えることから始めました。急な体制の変化によって戸惑いの声が一部社内から上がることもあったのですが、半年から1年かけて、正しいポジションで適切なスキルセットを持つメンバーが活躍できる環境を整えていきました。

その後は社員に対しても、大手企業でいうところのコンピテンシーのような評価基準の導入に取り組みました。それまでは「なんとなく頑張っている」というファジーな評価がなされることもあったのですが、より明確な基準での評価へと移行しました。まだブラッシュアップの余地はありますが、この半年で運用フェーズに乗せることができました。

特に成果だと感じているのは、Level2のメンバー(※VERVEのManagerポジションにあたる職位)がマネジメントのスコープを広げ、リテールの組織横断的なタスクに着手できるようになってきていることです。これは組織として大きな成長であり、新たな投資でもあります。今後はこれらのLevel2メンバーがLevel3(Senior Manager)に成長した際に、単なるタスク担当ではなく、新たなポジションとしてオファーできるような組織づくりを進め、リテール組織の体制強化とチームメンバーへのチャレンジの機会を提供していきたいと考えています。

さらに、これらの取り組みを外部に発信できるようになったことも大きな変化だと感じています(※キャリアパスが公開された採用ページ)。内部での仕組化と運用実績があってこそ、「未経験でもバリスタを目指すことができる」「明確なキャリアパスがある」というメッセージを発信することができ、採用面ではもちろんのこと内部でもポジティブな変化が生まれています。具体的には、組織は約1年で30名弱増え、現在は70名以上のスタッフが活躍しています。また、バリスタの次のステップとして、シフトリーダーやリーダーといった、アルバイトでも店舗のマネジメント業務に携われるポジションを新設し、熱量のあるメンバーが活躍できる組織づくりを目指しています。

又、シフト管理の面でも大きな変更を行っています。以前は鎌倉・東京ごとの採用をしていましたが、現在はVERVE全体でアルバイトスタッフを採用し、全店舗をラウンドする形式に変更しました。これにより、会社としての一体感が醸成され、リソースの最適化も実現できています。

 

Q. VERVEの魅力、可能性、組織やカルチャーについて聞かせてください。

現在、出店を含めた事業拡大のフェーズにあり、可能性に溢れています。特にバックオフィスは少人数で運営している関係で、色んな構想を頭の中で描きつつも、十分に手を回せていない領域が多くあります。そこに対して新しくチャレンジできる機会がVERVEには大いにありますし、今までのバックグラウンドを活かしながら、新しいことにも挑戦したい方にとって、すごくフィットする環境なんじゃないかなと思います。

私自身はまだ1年半の在籍なんだという感覚で、毎日目まぐるしくまた、自身のスコープも徐々に広がって行きました。基本的にいつも代表と執行役員が隣にいる環境なので、経営判断や意思決定に至るまでの考え方をリアルタイムで学べることは、他の企業ではなかなか経験できない貴重な機会だと実感しています。

また、フラットでオープンなコミュニケーションスタイルにより、チームメンバーは経営陣から直接フィードバックを得られるだけでなく、会社のブランディングや事業戦略といった経営の根幹に関われる環境があります。例えば、レシピ・メニュー開発、機器や設備の選定、新店舗立ち上げのプロジェクトなど、ビジネスの根幹に関わる意思決定プロセスにも携わることができ、経営視点でのスキルアップが可能です。

これは、将来カフェでの独立を目指すメンバーや、より広いマネジメントスコープでの経験を積みたいメンバーにとって、非常に価値のある成長機会だと思います。時には大変なこともありますが(笑)、コンパクトな組織だからこそ実現できる「経営陣との距離の近さ」は、VERVEの大きな特徴であり魅力の一つです。このような環境は、メンバー一人一人の成長をサポートするだけでなく、組織全体の発展にも確実に繋がっていると実感しています。

 

Q. 最後に応募を検討している方へメッセージを一言お願い致します。

小規模な組織であるため、様々なタスクが降ってくる環境です。色んなボールを広い守備範囲で柔軟にキャッチできる方、「このエリアしかできない」と限定せず、「こうすればできるかも」と積極的にチャレンジできる方には、特にフィットすると思いますし、来てもらえたら嬉しいです。もちろん、専門性があれば素晴らしいですが、それ以上に様々な課題に対してポジティブに取り組める方、一緒にビジネスを成長させていこうという意欲のある方と働けることを楽しみにしています。

 

質問は以上です。ありがとうございました!

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