VERVEという名前は、創立者のコルビーとライアンによって付けられました。彼らが好んでいたアメリカのジャズレコード会社の名前でもあり、「情熱」という意味も込められています。
その名前にちなみ、What's your VERVE?では、常日頃VERVE COFFEEに関わってくださる皆様の「情熱」(VERVE)をお送りします。
今回は六本木店・新宿店の常連でもある駐日パナマ大使のカルロス・ペレさんにお話を伺いました。
カルロス・ペレ閣下。2019年からパナマ共和国の特命全権大使であり、商業的背景と国際電気通信に焦点を当てた企業で豊富な経験を持ち、日本とパナマの関係をさらに発展させることに尽力を注いでいます。
パナマはパナマ運河で知られていますが、中心地としても絶好のロケーション、ゲイシャコーヒー、ラム酒、チョコレートなどの生産国として非常によく知られています。
<参照記事>【世界最高峰】パナマゲイシャの販売開始
パナマのコーヒーカルチャー
Qパナマは大西洋と太平洋を結ぶ運河で有名でいらっしゃいますよね。そんなパナマのコーヒー文化について伺えますでしょうか?
Carlos: パナマのコーヒー文化は本格的には約6、7年前に始まりました。もちろん、随分前からパナマはコーヒーの生産国として有名でしたが、14年前からゲイシャなどに代表されるスペシャリティコーヒーや高品質なコーヒーが輸出されるようになりました。そうした影響を受けて、パナマ人はより高品質な美味しいコーヒーを飲むようになりました。
Qそのようなコーヒーカルチャーの浸透には、具体的にはどういう背景があったのでしょうか?
Carlos: スターバックスがパナマに上陸してコーヒー文化が根付いたように思います。パナマはとても暑い国なので、パナマ人は元々コーヒーを飲む習慣がありませんでした。しかし、スターバックスが上陸したことでコーヒー文化が盛んになり、多くのコーヒーショップがパナマにオープンし始めました。そうした背景から、今では非常に高品質なコーヒー、スペシャリティコーヒーがパナマ市の至るところで飲むことができるようになりました。
Qコーヒー文化が根付く以前、パナマの方たちは何を好んで飲まれていたのでしょうか?
Carlos: もちろん以前からレストランへ行った時にはエスプレッソやカプチーノを頼んでいました。しかし、プアオーバーやフレンチプレスのような、いわゆるブラックコーヒーはメニューにはありませんでした。
ちょっとおかしなお話ですが、カプチーノは殆どがフォーム(温めた泡状のミルク)で、そこにシナモンを加えた飲み物です。以前はそうした飲み物を好んで飲んでいました。しかし、7年前に幾つかのコーヒーの専門店がオープンし始め、スターバックスが上陸し、パナマのコーヒー文化が発展していきました。僕自身がたくさんコーヒーを飲むようになったのもこの時期からですね。
コーヒービジネス
Q カルロスさん自身とコーヒーとの関わりについてお伺いできますでしょうか?
Carlos:先ほど話した通り、ゲイシャが世界中で有名になり、パナマではコーヒー専門店が増え、コーヒ文化が出来上がっていきました。そして、パナマの優秀なバリスタたちはこれまで以上に真剣にコーヒー文化を学び、理解したいと考えるようになりました。実は、日本に来る前、僕は日本でどうしたら高品質なコーヒーを飲めるだろうかと心配に思っていました。日本はお茶の文化が主流だと思い込んでいたのです。しかし、実際に日本にきてみて、その考えは全くなくなりました。日本でも東京でも、高品質なコーヒーと優秀なバリスタたちを見つけることができました。
実は、日本に来る前に売ってしまったのですが、以前はパナマでコーヒービジネスに着手していて、実際にコーヒーショップを所有していました。ポートランドへコーヒーについて学びに行き、バリスタとして働いた経験もあるんですよ。
Qコーヒービジネスについてどうお考えですか?
Calros:コーヒービジネスは、お客さまが繰り返し来店してくれるビジネスだと思います。
一度美味しいコーヒーを見つけたら、お客様は毎日同じ時間にお店に足を運びます。これはスタッフとお客さんの関係性を築いていくことでもあります。
例えばVERVEでは、スタッフの皆さんが僕のことを知っていて、僕が何を頼むか、顔を見ただけでわかってくれます。これはコーヒー業界で築くことができる素晴らしい関係性ですね。実際、繰り返し支払うビジネスというのは、毎月の携帯電話や電力、そしてコーヒーのようなものに私たちは毎日お金を使います。
例えばTシャツを例に挙げると、同じTシャツを毎月買うようなことはしません。しかし、コーヒーであれば毎日同じお店に通います。こうしたビジネスは世界でも僅かでコーヒーはその中の一つです。素晴らしい味のコーヒーを見つければお客さまを見つけることができるのです。
VERVEとの関わり
(六本木店内の様子:ゲイシャの試飲)
Q 私たちもいつもカルロスさんにお会いできて嬉しい限りです。先ほどお話にありましたが、VERVEでいつも頼むお気に入りメニューを教えていただけますか?
Carlos:エスプレッソから始めて、アイスラテに少しだけソイミルクを入れたものを飲んでいます。VERVEでは「カルロススペシャル」という名前が付いています(笑)フードでは「パストラミアボカドサンド」「グリルチーズサンド」がとても美味しいですね。そして、ワッフル!AMAZING!本当に美味しいです。
Qありがとうございます。多方面で コーヒーに精通なさるカルロスさんですが、何故VERVEに足を運んでくださるのでしょうか?
Carlos: 僕は日本にきてから、東京中のあらゆるコーヒーを試しました。
コーヒーショップにおいて、高品質なコーヒーであること、スタッフとの関係性、フレンドシップは僕にとって大変重要なことです。
なぜなら僕はコーヒーショップを自分のホームのように感じているからです。僕は毎朝8時にVERVEに来ています。これは僕のデイリールーティンの一部であり、こうした空間があることは大変有り難いことです。
いつもVERVEスタッフの皆さんに感謝しています。ARIGATOUGOZAIMASU!
今回のインタビューでは、今季販売予定のパナマゲイシャ2種をお試しいただきました。カルロス氏のゲイシャに関するコメントもいただいておりますで、下記URLからぜひご覧ください。
<参考記事>【世界最高峰】パナマゲイシャの販売開始
パナマゲイシャ2種の詳細はこちらから